オブジェクトとは、名前やオブジェクトタイプを割り当てられたQuarkXPressのアイテムのことで、テキストや画像ボックスなどがあります。QuarkXPressアイテムをオブジェクトに変更しない場合、アイテムは単にバックグラウンドの一部になります。オブジェクトには下記の10種類があります。

• 基本オブジェクト：名前が付けられたQuarkXPressアイテム（画像ボックス、テキストボックス、線など）、またはアイテムのグループ基本オブジェクトは、それ自体は何も実行しませんが、これらに対して表示、非表示または移動などのアクションを実行できます。また、基本オブジェクトは、ユーザーイベントに反応します。
• ボタンオブジェクト：マルチステートボタンが含まれているオブジェクトです。ボタンはボタンレイアウトを使用して作成できます。
• アニメーションオブジェクト：軌道に沿って移動させることができるオブジェクト、またはイメージシーケンスが含まれているオブジェクト、あるいは軌道に沿って移動でき、かつイメージシーケンスが含まれているオブジェクトです。イメージシーケンスは、インタラクティブレイアウトのイメージシーケンスレイアウトを使用して作成できる一連のイメージです。
• ビデオオブジェクト：ムービーが含まれているボックスです。
• SWFオブジェクト：取り込んだSWFプレゼンテーションが含まれているボックスです。
• テキストボックスオブジェクト：エンドユーザーが選択できるテキストが含まれる方形ボックスです。リストオブジェクトはエンドユーザーが各行を個々のアイテムとして選択できる特殊なテキストボックスオブジェクトです。
• メニューオブジェクト：エンドユーザーがリストからオプションを選択できるボックスです。メニューバーオブジェクトはメニューを水平方向にリストして表示するメニューオブジェクトです。ポップアップメニューオブジェクトはドロップダウンメニューを表示するメニューオブジェクトです。
• ウィンドウオブジェクト：ダイアログボックスやパレットなど、プレゼンテーションのウィンドウ内に固定されることなく専用のウィンドウに表示したり非表示にしたりできるオブジェクトです。
• ボタングループ：オン／オフボタンのグループで、複数のラジオボタンのセットとして機能します。エンドユーザーがボタングループの1つのボタンをオンにすると、グループ内の他のすべてのラジオボタンはオフになります。

各タイプのオブジェクトはそれぞれ異なる機能を実行するよう設計されているため、インタラクティブパレットのオブジェクトタブは、選択されたオブジェクトのタイプによって異なります。