ウェブレイアウトでのテキストボックス
ウェブレイアウトでは、次に示す2つのタイプのテキストボックスを使用できます。
- ラスターテキストボックス:ラスターテキストボックスでは、設定ダイアログボックス(アイテムメニュー)の書き出し時に画像へ変換ボックスがオンになっています。ラスターテキストボックスは、書き出し時に画像に変換される(右上の小さなカメラアイコンによって表示)ため、書き出されたページの外観が良くなりますが、エンドユーザーがコンテンツを編集したり、検索したりすることはできません。ラスターテキストボックスは、デザインの忠実度が重要な場合に使用してください。
- HTMLテキストボックス:HTMLテキストボックスでは、設定ダイアログボックス(アイテムメニュー)の書き出し時に画像へ変換ボックスがオフになっています。HTMLテキストボックスは、書き出されたウェブページでも選択および検索可能ですが、エンドユーザーのコンピュータにインストールされているフォントしか使用できません。デザインする場合は、HTMLテキストボックスで好みのフォントを自由に使用することができますが、そのフォントがエンドユーザーのブラウザで表示される保証はありません。HTMLテキストボックスは、テキストを検索および選択する機能のほうが外観よりも重要な場合に使用してください。
HTMLテキストボックスには下記の制限があります。
- HTMLテキストボックスの形は方形にする必要があります。方形以外のHTMLテキストボックスは、書き出し時に画像に変換されます。
- HTMLテキストボックスは回転できません。
- HTMLテキストボックスに列を含めることはできますが、この列はウェブレイアウトの書き出し時にHTMLテーブルに変換されます。
- HTMLテキストボックスは、縦横比を変えてサイズ変更(伸縮)できません。
- HTMLテキストボックスのテキストに小数点以下のポイントサイズは適用できません。
- 書き出されたページでのHTMLテキストボックス内のテキストは、ボックスの画面手前側にアイテムがある場合にはそれに回り込んで配置されますが、これは、画面手前のアイテムによってHTMLテキストボックスが完全に覆われていない場合だけです。HTMLテキストボックスが完全に覆われてしまう場合は、画面手前のアイテムの回り込み設定がなしの場合のようにして表示されます。
- ページをまたいでHTMLテキストボックスを連結することはできません。
以下の機能はHTMLテキストボックスで使用できません。
- 強制割付または両端揃え
- ハイフネーション&ジャスティフィケーション仕様(H&Js)
- 第1行インデント
- ベースライングリッド固定
- タブ
- 1行目のベースラインおよび段落間最大値の設定
- ベースラインシフト
- カーニングおよびトラッキング
- 縦横揃え
- アウトライン、シャドウ、スモールキャップス、肩文字、およびワードアンダーラインタイプのスタイル
- 水平フリップと垂直フリップ
HTMLテキストボックスでこれらの設定のいずれかを使用する場合は、アイテム > 設定を選択し、書き出し時に画像へ変換をオンにして、HTMLテキストボックスをラスターボックスに変換します。
親トピック: ウェブレイアウトの使用