スポットカラーとプロセスカラーの理解

QuarkXPressのレイアウトをフルカラーで出力できる印刷機もありますが、ほとんどの印刷業者の環境では色分解版という形で最終出力を行い、カラーインキを使用して印刷します。


QuarkXPressの色分解版

プロジェクトでは、スポットカラーとプロセスカラーという2種類のカラーを指定できます。スポットカラーを含むページを印刷する場合、すべての文字、画像、指定スポットカラーのアイテムが同じスポットカラー色分解版に含まれます。レイアウトにプロセスカラーを適用したアイテムが含まれる場合、カラーが適当な数のプロセスインキコンポーネントに分解され、レイアウトの各ページのインキコンポーネントごとのプロセス色分解版が印刷されます。たとえば、ページに単一スポットカラーが適用されたアイテムだけでなく、4色プロセスカラーが適用されたアイテムも含まれている場合、アプリケーションは、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのプロセス色分解版と、スポットカラーが適用されたページ要素を含むもう1つの版で構成される5つの色分解版を各ページに対して印刷します。


印刷版

カラーを再現して印刷するために、印刷業者はスポットカラーとプロセスインキの色分解から印刷版を作成します。4色印刷ジョブには、4つの印刷版が必要で、それぞれの版は異なるインキカラーを印刷し、最終的にフルカラーのページを作成します。

親トピック: カラーの理解

スポットカラーとプロセスカラーの理解