ジョブジャケットファイルの作成
まず、ジョブの定義者は、どのような場合に、どのような理由でジョブジャケットファイルを作成する必要があるでしょうか。特に厳密な規則はなく、必要に応じて、すべての印刷ジョブのジョブチケットを1つの大きなジョブジャケットファイルに入れることができます。ただし、独立したジョブジャケットファイルが必要となる場合を示すガイドラインがいくつかあります。
- 同一リソース(カラー、スタイルシート、トラップ設定、カラーマネージメント設定、およびページサイズ)を共有する多数の印刷ジョブを作成する場合、このような印刷ジョブすべてに対して1つのジョブジャケットファイルを作成します。それぞれが独自のビジュアルアイデンティティを持つ、いくつかの異なるクライアントを抱えるデザイン事務所の場合は、各クライアントに1つのジョブジャケットファイルを作成します。
- 設計グループを担当し、プロモーションキャンペーンなどの特定プロジェクトで作業する各レイアウト作成者が同一リソースを使用するようにする場合、ジョブジャケットファイルと、リソースを含むジョブチケットテンプレートを作成して、レイアウト作成者全員がそのジョブジャケットファイルを共有するようにします。
- 出力プロバイダーであり、特定要件を持つ特定印刷機がある場合、カスタマーの印刷機の要件をキャプチャしたジョブジャケットファイルを作成することで、要件範囲の超過を避けることができます。印刷機の要件を含むジョブジャケットファイルを、印刷機の製造元からダウンロードすることもできます。