文字組みセットとクラスの使用
文字組み機能で、指定した約物文字が特定の位置にある場合の間隔を制御できます。この機能を使用するには、文字組み文字クラスと文字組みセットを選択するか作成する必要があります。
- 文字組み文字クラスとは、特定の方法で常に間隔を置く必要がある約物文字の名前付きセットのことです。
- 文字組みセットとは、文字の仮想ボディの幅に基づく一連の文字間隔仕様です。文字組みセットによる規定の例を挙げると、開き約物が行頭にある場合には固定長の半角間隔を使用し、閉じ約物が行末にある場合には半角間隔または全角間隔を使用する、などです。各文字組みセットは、1つの文字組み文字クラスに関連付けられます。
文字組み機能を使用するには、段落に文字組みセットを適用します。文字組みセットの設定は、関連付けられている文字組み文字クラスの文字に適用されます。
2つの全角文字間にある小括弧が全emボックス幅を占めないようにするには、小括弧を含む文字組み文字クラスを作成し、その文字組みセット設定で、2つの全em幅文字間にある小括弧が常に半em幅を使用するように設定します。
注: 各段落に適用できるのは、1つの文字組みセットのみです。
注: 文字と字形の違いについての詳細は、「字形パレットの使用」を参照してください。