行送りの制御

行送りは行間隔の測定単位で、段落のテキストベースラインの間隔を表しています。行送りの値を指定すると、選択した段落のすべての行に適用されます。行送りは、下記の3つの方法で指定できます。

  • 絶対行送りでは、行の文字サイズに関係なくテキストのベースラインの間隔を特定の値に設定します。たとえば、段落に対して絶対行送りの値を16ポイントに指定すると、すべてのベースラインの間隔が16ポイントになります。絶対行送りを指定する場合、垂直方向におけるテキストベースライン間の合計距離を示す値を使用します。
  • 増幅値による自動行送りでは、行送りフィールド(スタイルメニュー)で指定した絶対値と自動行送りの基本値を組み合わせます。行送りの増幅値の前には必ずプラス記号(+)やマイナス記号(-)があります。
  • 自動行送りでは、行送りの自動設定フィールドQuarkXPress編集 > 環境設定 > 段落ペイン)の値がアプリケーションで使用され、パーセント単位または増幅値単位での自動行送りが発生するかどうかが決定します。デフォルトのパーセント単位では、自動行送りの基本値に上の行で最も大きなフォントサイズの一定パーセントを加えて、上の行と自動行送りされる行の間の行送りの合計値が算出されます。自動行送りのパーセント単位のデフォルト値は20%です。自動行送りを指定するには、行送りフィールドに自動を入力します。

選択した段落の行揃えを設定するには、下記の操作のいずれかを行ってください。

  • スタイル > 行送りを選択して、絶対行送りの値、またはプラス記号やマイナス記号が前に付いた行送りの増幅値を入力します。または行送りフィールドに自動を入力します。
  • メジャーパレットの行送りコントロールを使用します。
  • 下記のキーボードコマンドのいずれかを使用します。

Mac OS

  • 1ポイント減少:Command+Shift+:
  • 0.1ポイント減少:Command+Option+Shift+:
  • 1ポイント増加:Command+Shift+”
  • 0.1ポイント増加:Command+Option+ Shift+”

Windows

  • 1ポイント減少:Ctrl+Shift+:
  • 0.1ポイント減少:Ctrl+Alt+Shift+:
  • 1ポイント増加:Ctrl+Shift+”
  • 0.1ポイント増加:Ctrl+Alt+Shift+”
親トピック: 段落設定の適用

行送りの制御