環境設定 – レイアウト – 文字設定

新規共有コンテンツのデフォルトオプションを設定するには、環境設定ダイアログボックス(QuarkXPress/編集メニュー)の共有ペインを使用します。QuarkXPressによる上付き字形および下付き字形などの組版スタイルの構成方法を指定するには、環境設定ダイアログボックス(QuarkXPress/編集メニュー)の文字設定ペインを使用します。

  • 上付き文字の配置と縮小率(サイズ)を制御するには、上付き字形領域を使用します。オフセット値で、上付き文字の配置位置をベースラインからの下方向の距離を指定します。オフセット値は、フォントサイズの割合で測定されます。デフォルト値は33%です。縦比率値で、文字の縦サイズを指定します。フォントサイズの割合で表されます。横比率値で、横幅を指定します。フォントデザイナによって指定された通常の文字の幅の割合で表されます。両方の縮小率のデフォルト値は60%です(範囲は0~100%、測定はパーセント方式、最小単位は0.1)。
  • 下付き文字の位置と縮小率(サイズ)を制御するには、下付き字形領域を使用します。オフセット値で、下付き文字の配置位置をベースラインからの上方向の距離を指定します。オフセット値は、フォントサイズの割合で測定されます。デフォルト値は33%です。縦比率値で、文字の縦サイズを指定します。フォントサイズの割合で表されます。横比率値で、横幅を指定します。フォントデザイナによって指定された通常の文字の幅の割合で表されます。両方の縮小率のデフォルト値は100%です(範囲は0~100%、測定はパーセント方式、最小単位は0.1)。
  • スモールキャップスタイプスタイルが適用されている文字の縮小率を制御するには、スモールキャップス領域を使用します。縦比率値で、文字の縦サイズを指定します。フォントサイズの割合で測定されます。横比率値で、横幅を指定します。フォントデザイナによって指定された通常の文字の幅の割合で測定されます。両方の縮小率のデフォルト値は75%です(範囲は0~100%、測定はパーセント方式、最小単位は0.1)。
  • 肩文字の縮小率を制御するには、肩文字領域を使用します。縦比率値で、文字の縦サイズを指定します。フォントサイズの割合で測定されます。横比率値で、横幅を指定します。フォントデザイナによって指定された通常の文字の幅の割合で測定されます。両方の縮小率のデフォルト値は60%です(範囲は0~100%、測定はパーセント方式、最小単位は0.1)。
  • フォントに組み込まれた合字を使用するには、合字領域を使用します。合字とは、特定の複数文字を組み合わせて単一字形にする組版手法です。大抵のフォントには、「f」とそれに続く「i」、「f」とそれに続く「l」のための合字が含まれています。カーニング(>)で分割フィールドで、合字への組み合わせが行われるカーニングとトラッキングの上限値(単位は1/200全角スペース)を指定できます。たとえば、大きなトラッキング値を含む見出しに合字が含まれることはありません。デフォルト値は1です(範囲は0~10、測定方法は0.005(1/200)全角スペース、最小単位は0.001)。「office」および「waffle」などの「ffi」と「ffl」にある2番目の2文字が合字に組み合わされないようにするには、“ffi”または”ffl”は使用しないをオンにします。従来のタイプセッティングシステムによく見られるこれらの組み合わせの3文字合字は、Mac OS用にデザインされたフォントでは標準化されていないため、3文字のうちの2文字のみを組み合わせるのではなく、3文字すべてを別々にしておくことを望む組版作成者もいます。多くのPostScriptフォントには「ffi」および「ffl」合字はありませんが、ほとんどのOpenTypeフォントにはあります。このチェックボックスはデフォルトでオフになっています。
  • 文字間隔を制御するために、ほとんどのフォントに組み込まれているカーニングテーブルを使用するには、自動カーニング( >)をオンにします。自動カーニング( >)フィールドで、自動カーニングを使用する必要があるポイントサイズの下限を指定できます。自動カーニング( >)機能には、選択したフォントのトラッキング値ダイアログボックス(補助 > トラッキングの編集)で指定する、カスタムトラッキング情報も実装されています。このオプションはデフォルトでオンになっていて、4ポイントのしきい値が設定されています(範囲は0~72ポイント、測定方法はインチ、ポイント、cmなど、最小単位は0.001)。
  • テキストのポイントサイズに等しい全角スペース(たとえば、24ポイントのテキストには24ポイントの全角スペースがあります)を指定するには、標準emスペースをオンにします。標準emスペースがオフの場合、現在のフォントの2つのゼロの幅が全角スペースの幅として使用されます。このオプションは、デフォルトでオンになっています。Option+スペースキー/Ctrl+Shift+6を押して、テキストに全角スペースを挿入できます。
  • フレックススペース幅のデフォルト値50%を変更するには、フレックススペース幅フィールドを使用します。改行のあるフレックススペースを作成するには、Option+Shift+スペースキー/Ctrl+Shift+5を押します。改行のないフレックススペースを作成するには、Command+Option+Shift+スペースキー/Ctrl+Alt+Shift+5を押します。フレックススペース幅の値は、指定されたフォントとフォントサイズの通常のenスペースの割合で表されます(範囲は0~400%、測定はパーセント方式、最小単位は0.1)。
  • オールキャップスタイプスタイルが適用されているアクセント付き文字にアクセント記号を含めるかどうかを指定するには、オールキャップスのアクセント記号チェックボックスを使用します。このオプションは、デフォルトでオンになっています。
  • 中国語、日本語、または韓国語の文字と隣接する欧文文字との間に含める間隔の大きさを指定するには、CJK/欧文間スペースフィールドを使用します。

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