Scale XTensionsソフトウェア
Scale XTensionsソフトウェアを使用すると、描画プログラムがオブジェクトのサイズを変更するのと同様に、QuarkXPressのレイアウト、アイテム、コンテンツのサイズをすばやく変更できます。サイズ変更設定ダイアログボックスを使用して、サイズ変更の対象であるテキスト、フレーム、オフセット、ラインの太さなどを指定できます。
Scale XTensionsソフトウェアにより、下記の機能がQuarkXPressに追加されます。
- アイテム > サイズ変更では、選択したアイテム(単数および複数)やグループに幅、高さ、またはその両方を新たに指定できます。
- ウィンドウ > サイズ変更では、サイズ変更パレットが表示され、サイズ変更コマンドと同じ制御機能が利用できます。また、サイズ変更パレットを使用すると、レイアウト全体のサイズを変更できます。パレットメニューからサイズ変更(拡大)またはサイズ変更(縮小)を選択して、選択したアイテム(単数および複数)、グループ、レイアウトのサイズを5%ずつ拡大または縮小することもできます。
サイズ変更ダイアログボックスとサイズ変更パレット
サイズ変更ダイアログボックスとサイズ変更パレットはともに下記の機能を提供します。
- 現在のアイテムのサイズに対する割合(パーセント)を単位として指定することにより、または現在の単位で新たに大きさを入力することにより、サイズを変更できます。幅および高さフィールドの右側にあるメニューからパーセントまたは単位を選択してから、フィールドに適切な値を入力します。
- 縦横比を保持しながらアイテムのサイズを変更するには、制限ボタンをクリックします。比率を制限した場合、高さオプションは使用できず、アイテムは幅フィールドの入力値に従って垂直方向および水平方向に同じ比率で拡大または縮小します。
- アイテムやグループの境界ボックスの編集前とサイズ変更後の大きさが表示されます(現在の単位で)。幅または高さフィールドで値を変更すれば、いつでもこれらの値を更新できます。
- サイズ変更設定を変更するには、サイズ変更ダイアログボックスの設定ボタンをクリックするか、サイズ変更パレットメニューからサイズ変更設定を選択します。サイズ変更設定ダイアログボックスが表示されます。各チェックボックスによって、特定のアイテムまたは属性がサイズ変更されるかどうかが制御されます。
サイズ変更設定ダイアログボックス
サイズ変更パレットでは、レイアウトチェックボックスをオンにすることでレイアウト全体とその中のすべてについてサイズを変更できます。
注: Scale XTensionsでは、QuarkXPressが許可する範囲を超えて縮小または拡大されるようにアイテムのサイズを変更できます。こうしたアイテムは正しく表示されますが、QuarkXPressのツールやコマンドで変更しようとすると、エラーメッセージが表示されます。
注: Scale XTensionsでは、同期されたすべてのアイテムが共有コンテンツパレット(ウィンドウ > 共有コンテンツ)で使用できるわけではありません。共有アイテムのインスタンスは、Scale XTensionsの幅と高さのみを継承します。また、コンポジションゾーンを含むレイアウト全体のサイズ変更は実施しないでください。
注: 回転したアイテムは、元のジオメトリに従ってサイズ変更されます。たとえば、45度回転している正方形ボックスの幅のみをサイズ変更する場合、期待していたであろう幅広の菱形ではなく、回転した方形が作成されます。
親トピック: XTensionsソフトウェア